サイトリニューアルのSEOリダイレクト確認:旧URLと新URLを対応表で検収する
サイトを作り替えるときは、画面の完成だけでなく、旧ページから新ページへどう移るかを決める必要があります。旧URLを全部トップページへ飛ばすだけでは、元の検索意図が失われます。担当者と制作会社が同じ表で確認できるよう、移行先、状態コード、内部リンク、canonicalをまとめます。
旧ページの役割を残すか、統合するかを決める
以下のexample.comは架空の教材ドメインです。実サイトの移行済みURLではありません。
| 旧URL | 扱い | 移行先または応答 | 確認する内容 |
|---|---|---|---|
| /service/web-old/ | 同じサービスの新ページへ | /services/web/ | 説明内容が引き継がれている |
| /blog/form-a/ | 近い記事へ統合 | /articles/form-guide/ | 旧記事の必要な情報を新記事に含める |
| /campaign/ended/ | 代わりのページがない | 削除した内容に合った404/410等を検討 | 無関係なトップページへ一律転送しない |
移行する内容と無関係なURLへ転送しないこと、恒久的な移動には適切なサーバー側リダイレクトを使うことなどを、Googleの公式案内で確認できます。[出典1] 301や308の選択は、実装するサーバーやCMSの仕組みに合わせます。
対応表には5つの結果を記録する
| 列 | 確認事項 |
|---|---|
| 旧URLの応答 | 予定した転送か、削除か、エラーか |
| Location | 意図した新URLへ向いているか |
| 最終URLの応答 | 新ページを取得できるか |
| canonical | 新ページの正規URLと矛盾しないか |
| 内部リンク・サイトマップ | 旧URLを経由せず新URLへ向いているか |
ブラウザで新ページが表示されたことだけでは、途中で何回転送したかは分かりません。古い転送を何段も経由するチェーンや、自分へ戻るループを点検します。確認した日時と対象環境も記録してください。
URLを変えないページも別に確認する
デザイン変更だけのつもりでも、末尾スラッシュ、拡張子、カテゴリ、HTTPからHTTPSなどが変わる場合があります。重要ページのURLが維持されるかを、公開前の一覧で照合します。変わらないURLへ不要な転送を追加すると、別の不具合を生むことがあります。
公開前と公開後で検収を分ける
- 公開前:旧URL一覧と移行先を決定し、旧記事の内容が必要な場所へ引き継がれるか確認する。
- 公開時:公開環境で旧URLの応答と新URLの最終応答を確認する。
- 公開後:Search Consoleなどで取得・インデックス・流入の変化を観察する。
転送が正しくても、順位が維持される保証はありません。コンテンツ変更、内部リンク、クロールの進行なども関係します。移行直後の変動を、リダイレクトだけの成果や失敗と即断しないでください。
制作会社へ渡すチェックリスト
- 旧URLをどの一覧から集めたか分かる。
- 重要ページの移行先を人が承認した。
- 無関係なトップページへの一律転送がない。
- 転送チェーン・ループ・新ページのエラーを確認した。
- canonical、内部リンク、サイトマップの向きが一致する。
- 問題が出たときの担当と、修正手順を決めた。
個別適用や説明の拡張時に確認する事項:この原稿は検収方法の説明で、バーニングトライブや特定サイトの移行設定を実施した記録ではありません。実際の対応表と測定結果を用意してから、実績として扱います。