介護の仕事を続けながら介護福祉士を目指すとき、まず確かめたいのが「何年働けば受けられるのか」「実務者研修はいつまでに終えればよいのか」です。介護福祉士国家試験の実施と登録は、厚生労働大臣の指定を受けた公益財団法人社会福祉振興・試験センターが行っています。ここでは同センターの受験資格(資格取得ルート図)と第39回試験の案内をもとに整理しました。
最終更新日: 2026-10-24
受験資格のルート
| ルート | 主な対象 | ポイント |
|---|---|---|
| 養成施設 | 文部科学大臣・厚生労働大臣の指定した学校、または都道府県知事の指定した養成施設を卒業した人 | 平成29年度(第30回)から国家試験の受験資格。令和8年度末までの卒業者は卒業後5年間の経過措置があり、令和9年度以降の卒業者は合格しないと介護福祉士になれない |
| 実務経験+実務者研修 | 介護等の業務に3年以上従事した人 | 実務者研修(または介護職員基礎研修+喀痰吸引等研修)の修了が必要 |
| 福祉系高校 | 福祉系高等学校の卒業者(入学年度で扱いが分かれる) | 平成20年度以前の入学者などは、登録申請までに「介護過程Ⅲ」の修了などが必要になる場合がある |
| EPA | 経済連携協定による介護福祉士候補者 | 入国時期によって登録時に必要な書類がある |
受験資格に国籍・性別・年齢・学歴の制約はありません。在留資格「特定技能1号」「技能実習」で働いている外国籍の人は、実務経験ルートになります(出典: 資格取得ルート図)。
実務経験ルートの日数の数え方
| 要件 | 必要な日数 | 数え方 |
|---|---|---|
| 従業期間 | 3年以上(1,095日以上) | 対象の施設・事業と職種での在職期間。産休・育休・病休などの休職期間も含む |
| 従事日数 | 540日以上 | 雇用契約にもとづいて実際に介護等の業務をした日数。休暇・欠勤・出張・研修の日は除く。1日の勤務時間は問わない |
二つの要件は両方とも満たす必要があり、試験を実施する年度の3月31日まで通算できます。申し込みの時点で足りなくても、3月31日までに満たす見込みなら「実務経験見込み」として受験できます。同じ日に複数の事業所で働いた場合は1日として数え、事業所ごとに「従事日数内訳証明書」が必要です。どの施設・職種が対象になるかはセンターの「実務経験の範囲」で確かめられ、従業期間計算表も用意されています(出典: 実務経験+実務者研修)。
第39回試験の日程と受験手数料
| 項目 | 日程・内容 |
|---|---|
| 受験申し込み | 令和8年7月22日(水)〜9月2日(水)。インターネットで申し込む(受付終了) |
| 受験票の発送 | 令和8年12月11日(金) |
| 試験日 | 令和9年1月31日(日) |
| 合格発表 | 令和9年3月23日(火)にホームページ掲載、3月26日(金)に結果通知を発送 |
| 受験手数料 | 20,510円(クレジットカードかコンビニエンスストアで支払う) |
| 出題 | A・B・Cの3パート、13科目・125問。五肢択一を基本とする多肢選択 |
受験票に「見込」と書かれている人は、提出期限(令和9年4月9日)までに必要な書類を出さないと試験が無効になります(出典: 令和8年度 第39回介護福祉士国家試験)。
試験対策の進め方
科目数が多いため、出題基準の科目ごとに一問一答で弱点を見つけ、過去問で時間配分を確かめる順番が進めやすい方法です。当社の介護福祉士の勉強アプリは分野別の一問一答で反復できます。試験センターとは関係のない非公式の学習アプリで、合格を保証するものではありません。アプリの選び方は資格アプリの選び方(一問一答と過去問)にあります。
よくある質問
介護の仕事を3年続ければ、介護福祉士の試験を受けられますか?
3年だけでは受けられません。従業期間3年以上(1,095日以上)と従事日数540日以上の両方に加えて、実務者研修(または介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修)の修了が必要です。
実務経験の日数が試験の申し込みに間に合いません。
試験を実施する年度の3月31日までに日数を満たす見込みなら「実務経験見込み」として申し込めます。見込みで受けた人は、期限までに証明書を出さないと試験が無効になります。
パートやアルバイトの勤務日も実務経験に入りますか?
雇用契約にもとづいて実際に介護等の業務をした日は従事日数に入り、1日の勤務時間は問いません。対象になる施設と職種は、社会福祉振興・試験センターの「実務経験の範囲」で確かめてください。