どの領域にも共通する、相談前の3ステップ
トラブルに気づいた直後は、相手に確認したい、投稿を消したい、周囲に知らせたいという気持ちが先に立ちます。ただ、その前に記録を残しておくと、あとで状況を説明するときの土台になります。次の順番で、できる範囲から進めます。
追加の送金や支払いを止める、相手への返信を急がない、投稿を見つけても反論や拡散を先にしない。身の危険がある場合は、記録作業より安全確保と公的窓口を優先します。
画面のスクリーンショットだけでなく、URL、日時、相手の表示名やID、やり取りの前後関係も控えます。メッセージや明細を、確認しないまま削除しないことも大切です。
「最初に何があり、次に何が起き、いつ問題に気づいたか」を短く並べます。相談時に見せられる一枚のメモがあるだけで、話の出発点を共有しやすくなります。
詐欺かもしれないときに残すもの
副業の誘い、SNSやマッチングアプリを通じた投資話、高額な占い・鑑定、支援金や当選金の案内など、入口はさまざまです。振り込んだあとに不安になったときは、「取り戻すための手数料」などの案内を見て、さらに送金を重ねないことを先に考えます。
まず行うこと
追加送金・追加入金を止め、支払い方法に応じて金融機関やカード会社などへ早めに相談します。公的な相談先として、警察相談専用電話 #9110 や消費生活センター188などが案内されることもあります。どこへ連絡するか迷う場合も、支払い方法と経緯をメモしてから相談すると説明が進みます。
残しておきたい情報
- LINE、メール、SMS、サイト内メッセージの履歴
- 振込明細、クレジットカード明細、電子マネー購入履歴
- 暗号資産を送った場合のTxID、送付先、送付日時
- 相手のサイトURL、プロフィール、アカウント情報、連絡先
- 支払った金額・回数・方法、追加請求を受けた日時
- 「詐欺かもしれない」と気づいた日時と、その時点で残っていた画面
先に避けたい行動
- 返金や解決のためと説明されても、追加の手数料や保証金を急いで支払わない
- やり取りを消したり、相手のアカウントやサイトを先にブロックして記録を失ったりしない
- 相手を脅す、SNSで個人情報を公開するなど、別のトラブルにつながる行動をしない
詐欺返金相談ナビ
こんな方へ追加送金を止めて、支払い・やり取り・相手の情報を整理したい方
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不倫慰謝料・貞操権の相談前に残すもの
不倫慰謝料や貞操権に関するトラブルでは、「いつ出会ったか」「いつ交際が始まったか」「相手が既婚者だと知ったのはいつか」といった時系列が、話を整理する軸になります。請求する側でも、請求を受けた側でも、最初から結論を決めるのではなく、出来事を順に並べます。
まず行うこと
届いた内容証明、示談書、支払いの案内などがあれば、受け取った日と内容を控えます。相手への返信、勤務先や家族への連絡、SNSへの投稿を急がず、手元の資料を確認したうえで相談先を検討します。
残しておきたい情報
- LINE・DM・メールなどのやり取りと、写真・画像の元データ
- 出会った時期、交際開始時期、既婚者だと知った時期
- ホテル・旅行の記録、婚約や結婚を前提にしたやり取り
- 内容証明を受け取った日、示談書を提示された日、支払い要求の日
- すでに支払った金額、相手から提示された条件、相談した経緯
先に避けたい行動
- 示談書や支払いの約束に、内容を確認しないまま署名・同意しない
- 相手の勤務先や家族へ連絡する、SNSで事情を公開する、相手を脅すといった行動を急がない
- 無断ログイン、相手の端末を勝手に見る、盗聴・盗撮、GPSの無断設置などの方法で資料を集めない
- 内容証明などの書面を放置せず、受け取った事実と期限をメモして専門家へ確認する
不倫慰謝料・貞操権相談ナビ
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誹謗中傷を見つけたときに残すもの
名前や写真を晒された、SNSや掲示板に悪意のある投稿がある、検索結果に気になる表示が出ている。ネット上の被害は、投稿者が消すことも、サービス側の判断で表示が変わることもあります。反論や拡散の前に、見つけた時点の状態を残します。
まず行うこと
投稿ページのURL、投稿日時、投稿者の表示名やIDを控え、投稿本文とアカウント画面をスクリーンショットで保存します。脅迫、ストーカー、性的画像の拡散など、生命・身体や安全に関わる状況では、アプリやWebの整理を待たず、110番や最寄りの警察署など公的な窓口へ連絡します。
残しておきたい情報
- 投稿URL、投稿日時、投稿者ID、アカウントURL
- 投稿本文の要約、投稿全体が分かるスクリーンショット、返信や引用の有無
- 掲載された媒体(X、Instagram、TikTok、YouTube、口コミ、掲示板など)
- 削除済みか、通報・削除申請をしたか、表示が変わった日時
- 被害の種類、希望する対応、仕事や生活への影響を短く記したメモ
先に避けたい行動
- 感情的な反論、晒し返し、原文の再拡散を先に行わない
- 投稿者の身元を推測して、本人だと決めつける発言をしない
- 投稿を保存する前に削除申請やブロックだけを行い、元の表示を失わないようにする
- 緊急性が高い場合に、ネット上のやり取りだけで解決しようとしない
誹謗中傷・ネット削除 弁護士相談ナビ
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整理したら、相談先へ渡せる形にする
ここまでのメモは、きれいな報告書に仕上げる必要はありません。「いつ」「どこで」「誰から」「何があり」「どの記録が残っているか」が分かれば、相談の入口になります。スクリーンショットや明細は、撮影日時やファイル名を変えずに保管し、原本とコピーを区別しておくと後から確認しやすくなります。
3つの領域に共通するのは、アプリやWebで結論を出すことではなく、相談前の情報を落ち着いてまとめることです。チェックリストや時系列メモを使いながら、自分が話せる範囲で事実を並べ、必要に応じて弁護士、公的な相談窓口、金融機関などへつないでください。
このページの要点
追加送金や感情的な反応を急がない。URL・日時・相手の情報・画面・明細を残す。出来事を時系列に並べる。危険がある場合は安全確保と公的窓口を優先する。そして、返金・削除・慰謝料などの見通しは、資料を持って専門家へ確認する。
あなたの状況に近いものを選ぶ
今の困りごとに近いカードから、相談前の情報整理を始められます。アプリやWeb版が個別の法的判断を行うものではありません。
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各アプリとWeb版は、一般的な情報の提供と相談前の整理を目的としています。法律相談や法的判断を代わりに行うものではありません。個別の対応や期限、見通しは、資料を確認できる専門家へご相談ください。
本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。返金、削除、開示、慰謝料・損害賠償その他の結果を保証するものではありません。